躯体式バルコニー屋根について知ろう
躯体式バルコニー屋根って何?普通のバルコニーと何が違うの?
躯体式バルコニー屋根は「バルコニーの躯体(柱や桁)に直接固定する屋根」です。後付けでも建物の構造に組み込むため、自立式の屋根よりも頑丈で、見た目もすっきり仕上がります。
バルコニーに屋根がある暮らしと、ない暮らしには、こんな違いがあります。
- 雨の日でも洗濯物が安心:突然のにわか雨で慌てて取り込まなくて済む
- 夏の日差しから家を守る:直射日光がバルコニーに当たる時間が減り、室温の上昇を抑える
- 布団や敷物も干せる:紫外線を和らげるため、デリケートな衣類や寝具の天日干しに向く
- 窓や外壁の劣化を遅らせる:雨だれや日焼けによる劣化を防ぐ
「夜のうちに洗濯機を回しておきたい」「日中は在宅できない共働き世帯」――そういったライフスタイルの方ほど、バルコニー屋根の恩恵を実感しやすい設備です。
新築なのに、バルコニー屋根が付いていないのはなぜ?
間取り図を見ると、バルコニーはあるけれど屋根の表記がない――。これは多くの新築戸建てで見られる光景です。バルコニー屋根は「あれば便利だけど標準には含まれない」典型的なオプション設備に位置づけられています。
理由として、次のような事情があります。
- 本体価格を抑えるため、屋根のような大型オプションは別途見積もりにされている
- 「物干しは室内派なので不要」という施主の選択を待つ仕組みになっている
- 建物の構造や外観との相性が施主によって異なるため、画一的に標準装備しづらい
入居後の追加もできるのですが、躯体に固定するためバルコニー周辺の足場や養生が必要になり、新築時の同時施工に比べて費用が1〜2割増しになることがほとんどです。入居前に整えておけば、引っ越し直後から雨の日も気にせず洗濯物を干せます。
バルコニー屋根にはどんな種類がある?どう選ぶ?
屋根の形は大きく2種類あります。
- フラット型:水平に近いタイプ。シンプルで現代的な外観に合う。本ページの標準仕様もこちら
- アール型(カーブ型):手前が下がる弧を描くタイプ。雨が手前に流れる構造で、洗濯物がより濡れにくい
サイズは「間(けん)」と「尺」で表されます。一般的には1.5間×4尺(幅約2.76m)または2間×4尺(幅約3.67m)が新築戸建てバルコニーの標準サイズです。バルコニーの幅と用途で選びます。
- 1.5間×4尺:3人家族までの洗濯物・布団を干すのに十分
- 2間×4尺:4人以上の家族・大物干しに最適
さらに、屋根下に物干し金具(吊り下げ式)を追加することで、雨に濡れず・日焼けせずに洗濯物を干せる空間が完成します。物干しスタンドを使う必要もなくなり、バルコニー全体を有効活用できます。
バルコニー屋根選びで失敗しないために知っておきたいこと
バルコニー屋根は数百キロの重量がある大型設備。後悔の多くは「サイズ」と「色」の選択ミスから生まれます。
- 後悔①:サイズを小さく選びすぎた → 洗濯物が屋根下に収まらず、結局濡れてしまう。「バルコニーの幅いっぱい」が原則
- 後悔②:色が建物と合っていない → 屋根は外観の印象を大きく左右する。サッシや雨樋の色と揃えるのが定石
- 後悔③:物干し金具を後から追加した → 屋根設置時に同時施工すれば工賃を抑えられる。最初から計画しておく方がお得
とくに「バルコニーの幅いっぱいに屋根をかける」のがおすすめです。屋根が小さいと、強風時に横から雨が吹き込んで意味がなくなる場面があります。多少の予算オーバーでも、ワンランク上のサイズを選んだ方が満足度は高くなります。
屋根材の選択も重要です。標準は紫外線カット率の高いポリカーボネートが選ばれることが多く、衣類の色あせや日焼けを抑えながら採光は確保できる仕様になっています。
施工はプロにお任せください!
躯体式バルコニー屋根についてよくある質問
新築時の同時施工がおすすめです。引き渡し後の後付けは、バルコニー周辺の足場や養生が必要となり、費用が1〜2割増しになることがほとんど。入居前なら家具搬入もしていないので作業もスムーズで、引っ越し直後から雨の日も洗濯物を干せます。
はい、バルコニーの躯体構造とサイズ確認のため、現地調査をお願いしています。調査・お見積もりはすべて無料で、バルコニー幅に対する最適な屋根サイズもその場でご提案します。調査後にお断りいただいても費用は発生しません。
はい、屋根設置と同時施工することを強くおすすめします。後付けで物干し金具だけを追加すると、屋根への取り付け工程と養生を再度行うため、別途工賃が発生します。最初からセットで依頼すれば、トータル費用を1〜2万円ほど抑えられるのが一般的です。
躯体式は建物の柱や桁に直接固定するため、自立式より構造強度が高く、台風時の強風にも耐えるよう設計されています。耐風圧性能は商品ごとにメーカー基準値が明示されており、設置地域の風害リスクに合わせて最適な仕様をお選びいただけます。
屋根本体には主要サッシメーカーの製品保証(おおむね2〜5年、屋根材は10年の場合あり)が付き、当社の施工保証も別途お付けしています。台風など外部要因による破損は保証対象外ですが、その場合も修理対応のお見積もりをご提示します。